ファーストと同様に、このアルバムもビートルズがカヴァーしたのは6曲。オリジナル曲の[01][02][09][13]のカヴァーは、他に比べて少ないようだ。 |
01 It Won't Be Long | [ 他のカバー ] |
Quick - Untold Rock Stories 70年代に活動していたアメリカのパワーポップ・バンド、クイックによるカヴァー。アレンジはポップロック風。原曲のイントロに出てくるリフが残ってるだけで、後はかなり凝った作りになっている。 |
02 All I've Got To Do | [ 他のカバー ] |
Louise Goffin - Lennon & Mccartney Songbook Pop キャロル・キングとジェリー・ゴフィンの娘であるルイーズ・ゴフィンによるカヴァー。アレンジはミディアム・テンポなポップロック。キャロル・キングの娘なだけに声質が似ている。ちなみに、この曲のカヴァーも何故だか少ない。 |
03 All My Loving | [ 他のカバー ] |
Well Pennies - Beatles Reimagined 詳細不明のウェル・ぺニーズよるカヴァーで、アレンジはアコースティックなフォーク。シンプルなキメと男女のハモリが心地良い。 |
04 Don't Bother Me | [ 他のカバー ] |
Ringo Ska - Betolzkahitoparat ドイツのバンド、リンゴ・スカによるカヴァーで、名前にもあるようにアレンジはスカ。そのリズムが見事にハマッて、オリジナルよりカッコよくもある。ちなみにアルバムは全曲ビートルズのカヴァーで、ほとんどがスカ・アレンジ。 |
05 Little Child | [ 他のカバー ] |
Jerry Velona - Little Loaded 詳細不明のジェリー・ヴェローナによるカヴァー。アレンジはミディアムテンポのブルース風ロック。曲中のブルース・ハープもオリジナルより黒っぽくてカッコイイ。この曲はカヴァーが少ないので、もっと意外なアレンジが聞いてみたいところ。 |
06 Till There Was You | [ 他のカバー ] |
Straight No Chaser - Wait A Twist オリジナルはミュージカル「ザ・ミュージック・マン」のために書かれた曲。これはアメリカのアカペラクループ、ストレート・ノー・チェイサーによるもので、アレンジはもちろんアカペラ。見事なコーラスワークでまとまっている。 |
07 Please Mister Postman | [ 他のカバー ] |
Bob Tostes - Carpenters in Bossa オリジナルはマーベレッツ。カーペンターズのカヴァーが有名だが面白くないので、ここは詳細不明のBob Tostesによるカヴァーを選曲。アレンジはボサノヴァでイントロやエンディングにオリジナリティがあってクール。 |
08 Roll Over Beethoven | [ 他のカバー ] |
Chris Daniels & The Kings - Stealin' The Covers オリジナルはロックン・ロールの祖であるチャック・ベリー。このカヴァーはクリス・ダニエルス・アンド・ザ・キングスよるもので、アレンジは雰囲気がまったく違うロカビリー風のロック。イントロとエンディングの捻りや、マイナーテイストの曲中など、他にはないカヴァー。 |
09 Hold Me Tight | [ 他のカバー ] |
Mariana Melero - Beira Mar アルゼンチンを代表するシンガー、マリアナ・メレーロによるカヴァーで、アレンジはスローなバラード風。全体的に雰囲気が確立されてるし、Aメロ後半のコード進行にはやられた感がある。 |
10 You Really Got A Hold On Me | [ 他のカバー ] |
Cindy Scott - Let The Devil Take Tomorrow オリジナルはスモーキー・ロビンソン&ミラクルズ。このカヴァーはアメリカの女性シンガー、シンディ・スコットによるもので、アレンジはジャズ風のロック。イントロやソロを含め、全体的に演奏がクール。 |
11 I Wanna Be Your Man | [ 他のカバー ] |
AG - Reimagine: The Beatles By AG 詳細不明のAGによるカヴァーで、アレンジは原曲とはがらりと変わったマイナー調のフォーク。こういった解釈で曲を料理するセンスには脱帽。他にはまずない面白いカヴァー。 |
12 Devil In Her Heart | [ 他のカバー ] |
Suburban Skies - It's Only Love オリジナルは黒人女性グループのドネイズ。このカヴァーは詳細不明のサバーバン・スカイズによるカヴァーで、アレンジはエレピが効いたアコースティックなフォーク。珍しいカヴァーだが、アレンジがイマイチ物足りない。 |
13 Not A Second Time | [ 他のカバー ] |
Hayley Sanderson - Just Song 英国人女性シンガーHayley Sandersonによるカヴァーで、アレンジはピアノの弾き語り風。イントロにもなってるフレーズはオリジナリティがあるが、全体的にはもう一つ味付けが欲しいところ。 |
14 Money (That's What I Want) | [ 他のカバー ] |
Dwight Twilley - Twilley / Scuba Divers オリジナルはバレット・ストロング。この曲もカヴァーは多くあるが、リフが強いので大体が同じに聞こえる。そんな中で際立っていたのが、ドゥワイト・トゥイリーによるカヴァー。アレンジは独自のリフを用いたロックで、かなりカッコよくなってる。間奏で転調するのもイイ味付け。ベースのグルーヴも見逃せない。 |